第5回 障がいのある人や寝たきりの人へのレクリエーション (3/5)

視覚障がいの人がいる時の工夫

ラジオの話題を取り入れる

 視覚障がいを持つ人の中には,ラジオを聴いている人が結構います。そこで,そういう人と会話をする時は,ラジオの話題でコミュニケーションを取るとよいでしょう。

マッサージを用いる

 視覚障がいのある人には,利用者同士で手のマッサージをするなど,スキンシップを取り入れるのも有効です。今回は,「マッサージゲーム」を紹介しています(⑩もみもみゲーム)。

音楽を使う

 視覚障がいがある人の中には,音楽が好きという人が多くいます。そこで今回は,「⑥楽器でノリノリ! イントロドン」を紹介しています。どんな音楽が好きか,どんな歌が好きか,本人とのおしゃべりから聞き出してみてください。「今日はAさんが大好きな○○の歌をみんなで歌いましょう」などと,みんなで歌えると楽しいですよね。

 また,パーキンソン病の人は,声が小さくなりがちで,うつ症状が出る人が多いそうです。みんなで歌を歌い,発声練習ができると,良いリハビリテーションになります。音楽が情緒に与える影響は大きく,肺機能や口腔機能を向上させるだけでなく,ストレス発散にも効果的です。

音声入力パソコンを使ってコミュニケーション

 音声で画面を読んでくれるパソコンが登場してから,気軽に視覚障がい者がパソコンを楽しめるようになりました。最近は,スマートホンでも視覚障がい者向け「らくらくホン」が出たそうです。このようなツールをレクリエーションに活用してもよいでしょう。

指が覚える技術を使う

 編み物や指編み,アクセサリー作りなど,一度覚えてしまえば繰り返して行える作業はたくさんあります。ギターやピアノなどの楽器類,高齢者だと大正琴などがなじみやすいかもしれません。そのほか,簡単な作業としては,新聞紙を折ったり,職員の手伝いをお願いしても喜んで引き受けてもらえることが多いです。

覚えればできるゲーム

 今回紹介している「⑦おぼえてカラーリズム」は,記憶力のある人であれば,視覚障がいがあってもできるゲームです。足元に赤,青,黄色などの色のついた紙を置き,「赤,青,チョンチョン」のリズムで,「チョンチョン」の時に足を言われたとおりの色紙の上に置きます。視覚障がいで色紙が見えなくても,最初に「足の左側に赤,右側に青,上に黄色の紙があります」と説明をすることで,ステップを踏むことができます。

 ボウリングなどのボールを使ったレクリエーションも,「この位置から2メートル先にピンが立っていますよ」などと声をかけることで,うまく倒すことができる人もいます。倒しやすくするために,大きなピンをたくさん用意しておくとよいでしょう。また,ピンの中に鈴などを入れて,倒れたことが分かると利用者も大喜びです。