第5回 障がいのある人や寝たきりの人へのレクリエーション (4/5)

聴覚障がいの人がいる時の工夫

体操,踊りはまねができる

 音楽が聴こえなくても,介護者が前に立って行う体操や踊りは目で見てまねすることができます。その際,もう1人の介護者が太鼓や手拍子でリズムを取っているところを見せて,リズムに合わせて身体を動かしていることが伝わる状況をつくります。聴覚障がいのある人も身体を動かす楽しさを毎日感じられるようにしたいものです。

ホワイトボードを活用しよう

 研修でよく話しているのですが,理解できないゲームほどつまらないものはありません。ルールが分かってこそゲームは楽しいのだということをレクリエーション担当者は理解していなくてはなりません。聴覚障がいがある人の場合,介護者が話す説明が理解できずに置いてきぼりにされることがとても多いので,最初のルール説明では「利用者が理解できたか」を確認するようにしてください。

 例えば,私はホワイトボードに「おたまでボールを回せゲーム」などと大きく書いて,簡単なイラストを添えて説明をするようにしています。こうすれば,認知症で何をしていたか忘れてしまう人や,聴覚障がいがありよく聞こえない人がいても,大体行うことやルールが分かります。また,レクリエーションゲームの際,聴覚障がいがある人には,職員が1人ついて100円ショップなどでも売っているミニホワイトボードを使い,進行役が話している言葉を簡単に説明するようにしています。

楽しいジェスチャーを用いたゲームをする

 身振り手振りをゲームに取り入れることで,場が盛り上がったり笑いが起こったりすることは,皆さんも経験していることでしょう。今回は「⑨ジェスチャーカルタ」を紹介しています。読み手(職員)がさまざまなジェスチャーをして,利用者にそれに合った札を取ってもらいます。また,利用者がジェスチャーをするようにしても,意外性が表れて面白いです。