第5回 障がいのある人や寝たきりの人へのレクリエーション (5/5)

ベッドで寝たきりの人が参加する時の工夫

医療職の許可があれば,集団レクリエーションにも参加してもらおう

 クイズや前回で紹介した「クロスワード」など,寝たきりでも答えられるレクリエーションゲームが楽しいです。今回は,紙飛行機をベッドの上から飛ばしてもらい,クイズを選んで答えるゲームを紹介しています(⑧紙飛行機でクイズグランプリ!)。

意欲的な人であれば仕事を頼もう

 理由があってベッド上での生活になっているが意欲的で両手は動く利用者もいると思います。そのような時は,タオルや新聞紙を畳んでもらったり,貼り絵作成のための色紙をちぎってもらったり,歌集作成のためのイラストの塗り絵をしてもらったりと,仕事を頼んではいかがでしょうか。もちろん本人の体調と意思が一番優先されますが,「何もすることがなくて…」と閉じこもってしまう人が多いので,簡単なものから仕事を頼んでみると意外と喜んで引き受けてくださることがあります。

お見舞いレク

 元気な利用者と一緒に,お花(庭のものでも工作で作ったものでも)を持ってお見舞いに行きましょう。最近のニュースや生まれ故郷の話など,いろいろと話をする時間は,寝たきりの利用者にとって宝物のような時間になるでしょう。利用者の居室の壁に,若いころの仕事や趣味に関する写真,家族の写真などを貼ると,話題づくりに一役買います。利用者同士で話が合いそうな人(同郷であったり趣味が同じだったり)や世話好きな人に「最近Aさんの元気がないので一緒にお見舞いに行きませんか?」などと言葉をかけて,自然に訪室するようにしましょう(ケアマネジャーや同僚,上司と相談してください)。

手浴,足浴,マッサージでリラックス

 身体を優しく触ってもらうだけで,とても気持ちがよいものです。温かいお湯で手を温めてゆっくりとおしゃべりをしたり音楽を聴いたり,また,黙っていてもスキンシップは情緒を安定させてくれます。女性であれば,マニキュアを塗ったり,紅や頬紅をさしたり,お気に入りの衣服に着替えたりするなど,おしゃれをしてもらうととても喜ばれます。

美味しいもの,食べたいものを用意する

 寝たきりで食欲がなくなっている時は,無理をせず,食べやすいものや香りのよいもの,旬のもの,本人の好きなものを食べてもらうのが一番です。レクリエーションはゲームだけでなく,その人の「楽しみの時間」をつくることと考えれば,選択肢も広がりますよね。