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「2024年度介護報酬改定」に関する
読者アンケート(N=19) 
実施期間 2023/10/23-10/27

※回答は読みやすいように加工、編集しています。


【回答者内訳】


Q:2024年度介護報酬改定の概要として示されているテーマの中で
  関心が高いもの/取り組み状況など

ICT・生産性向上による業務改善 14票(73.7%)

〈現在取り組んでいること〉

介護のデジタル化を目指して、生体センサーやリフトロボット、勤怠管理からLINE WORKSによる情報共有など、すべての業務がつながるよう進めている(特養)

研修、会議、展示会への参加(特養)

見守りカメラ、眠りスキャンなどの見守り機器を導入(特養)

できるだけ職員で入力ができるように取り組んでいる(特養)

記録業務のICT化(老健)

ICT導入は進んでいる方だと思うが、導入時の負担が大きく、なかなか浸透しない点もある(老健)

介護ソフトで改善可能か検討している(通所系サービス)

補助金を利用して様々なICT機器を導入、活用しており、タイムスタディ、職員アンケート等からも生産性の向上を実感している(通所サービス)

ICT化推進委員会(多職種チーム)が法人内各部署のICT化により解決できる課題の掘り起こし、機器の検討、導入などを先導している(通所系サービス)

スマートフォンを使った記録で業務が劇的に改善した。今はウオッチ型の端末を使って24時間バイタルが測定できるよう試験中(訪問系サービス)

業務記録をメール方式に転換(グループホーム)

タダスクに参加して学んでいる(居宅介護支援事業所)

〈課題・問題点〉

機器を導入しても使いこなせていない(特養)

導入資金やランニングコストへの補助が拡大しないと、今後大きな展開につながっていかない(特養)

実際に導入して「凄く良い」という事例・商品を聞きたい(特養)

予算の関係で一部しか導入できておらず、できれば、全床設置を目指したい。インカムも未導入なので導入したい(特養)

ICT化の為の資金(老健)

つねに費用がかかり、効率化でICTを導入するが、経費も増えるため、人員を調整すると現場職員の負担が増える、という循環に苦慮している(老健)

タイムスタディーを重ね、現状分析し、更なる生産性の向上につなげていくこと。現在は補助金を活用できているものの今後も続く保証はなく、その際、現在導入している機器を更新できるのか、すべきなのかなど、費用対効果については今後の雇用、人件費と絡め、さらに精査していく必要性を感じている(通所系サービス)

ICTを導入して業務改善はできているが、若い職員ばかりではないため、職員全員でしていくためにはもう少しハードルが低いとよいのだが・・・。例えばレジ打ちのように軽作業でできるといいかと思います(通所系サービス)

Wi-Fi環境の整備や、金銭的負担(通所系サービス)

端末の使い方に個人差がある(訪問系サービス)

どうしてもタイムラグが発生してしまう(グループホーム)

経営者や行政、地域の無理解(居宅介護支援事業所)

認知症対応の強化 12票(63.2%)

〈現在取り組んでいること〉

研修の実施(特養)

オレンジカフェの企画・運営(特養)

ユニットケアによる関わり(特養)

実践者研修の受講(特養)

認知症の学習会を全職員対象で開催している(老健)

認知症基礎研修などの受講費を補助している(老健)

暮らす環境の見直し(老健)

認知症リーダー研修終了者を中心としてグループを作り、定期的に認知症の勉強会を開催している(老健)

認知症関連施策への円滑な適応や介護報酬改定に係る加算算定を見据え、認知症関連研修(認知症介護実践者研修、認知症介護リーダー研修、認知症サポーター養成講座等)に毎年多くの職員を派遣し、各職員の知識技術の研鑽、サービスの質の向上を図るとともに、法人内でも研修参加後の職員を講師とした内部研修を開催し、底上げを図っている(通所系サービス)

認知症対応型通所介護でDCMを勉強しています(通所系サービス)

認知症予防教室の講師(居宅介護支援事業所)

〈課題/問題点〉

上手く対応ができず、イライラする職員がいる(特養)

若年性認知症の方へのプログラムや場所が少ない(特養)

介護職員の資質が低下しているように感じる→指導力の低下(特養)

職員の認知症への理解(特養)

認知症利用者が増加する中で画一的な対応しかできない介護職員がいて、不適切ケアに繋がってしまっているため、虐待案件にならないような対策が急がれる(特養)

男性入所者が女性介護職員に対して怒りを示された時の対応(夜勤等の時)(特養)

職員の認知症に対する対応や知識にばらつきがある(老健)

認知症と精神病の境が難しい(老健)

技能実習生も増えており、知識と対応技術の教育方法で苦慮している(老健)

施設では、ハード面での課題があっても、すぐには改善できない(老健)

認知症の対応を学んでも現場との乖離がある(老健)

事業所、法人内にとどまらず、「地域でどう支えるか」は大きな課題であり、認知症の方のご家族や地域住民への認知症理解に繋がる啓発活動、認知症予防につての講座など、行政の動きを待たず、各法人が独自で展開していくことが必要(通所系サービス)

元々認知症に関しての勉強はしていますが、家族への認知症への対応に苦慮することがあります(通所系サービス)

ベテラン勢の学び直し(通所系サービス)

認知症の偏見をなくさないといけない(居宅介護支援事業所)

科学的介護/LIFEの本格導入 10票(52.6%)

〈現在取り組んでいること〉

通常の必要業務(特養)

研修や会議の実施(特養)

栄養マネジメント強化加算の取得(特養)

毎月データの提出を行っている(特養)

記録システムを導入し、ライフの入力を進めている(老健)

少しずつ慣れていくこと(老健)

介護ソフトの研究(通所系サービス)

LIFEに係るほとんどの加算を算定(アセスメント、書式入力等)していますが、今のところ科学的を実感できないのが正直なところです(通所系サービス)

加算の対象となるため、データ収集について管理者以外もできるように勉強中です(通所系サービス)

LIFEを提出している(通所系サービス)

〈課題/問題点〉

フィードバックを受けても、現場の具体的な改善策が見つからない(老健)

まだ導入できていません(特養)

LIFEについて知らない職員が多い(特養)

現状では入力作業の負担が大きいだけで、全くあてにならないと考えている(特養)

入力に時間を要し、非常に手間がかかるため、専門職が利用者を見る時間が減った(特養)

入力が大変(特養)

フィードバックデータの活用が進んでいない(特養)

本格導入は手間がかかる(老健)

入力項目と普段の記録システムとの連携が課題(老健)

まずは担当者を決めて行うこと(老健)

施設系サービスが増えたことで施設経営が苦しい所が増えており、新しい物を導入する余裕がないのではないか(老健)

業務の負荷の増加にどう対処するかが課題(通所系サービス)

様々な観点からより良い介護につなげるためのビックデータとなるはずが、事業所へのフィードバックは今のところ十分になされておらず、事務的な負担が増大したことに比して対価が低い(通所系サービス)

フィードバックの活用(通所系サービス)

看取り/医療連携の強化 8票(42.1%)

〈現在取り組んでいること〉

看取りケア加算の取得、法人独自での看取りケア専門士の配置(特養)

研修や会議の実施(特養)

既に看取りは実施している(特養)

施設でも看取りができるように、在宅と連携するなど取り組んでいる(老健)

当地域の中核病院と地域の介護事業所が情報連携システムで利用者様(患者様)情報を共有し、当事者やそのご家族をレスポンス良く、多角的に支えることに繋がっている(通所系サービス)

地域での勉強会を定期的に開催しており、特に医師、管理栄養士等の専門職がチームとなって地域住民の食に係る健康状態をパトロールする取り組みが大変好評を得ています(通所系サービス)

法人職員、嘱託医と中核病院とでケースごとに協議の場を設け、(ご本人)ご家族へのご説明とご理解の上、(受入れ等も含め)穏やかに最期の時をお迎え頂けるように努めています。ご希望に応じ法人資源を提供した上で、ご自宅にて最期の時を迎えたケースもありました。コロナ禍では早期に陰圧設備が整備された居室を設け、看取り期にある利用者様とご家族がいつでもご面会いただけるように努めてきました。また、見守り支援システム(眠りSCAN)などのICT機器を活用し、呼吸、心拍等をモニタリングし、可能な限り最後の時をご家族とともに過ごせるような取り組みや急変等への迅速な対応につなげてきました(通所系サービス)

できるだけ在宅で看取りたいという希望も多く、ご家族支援がいつも検討課題です(通所系サービス)

口腔ケアの技術向上(通所系サービス)

定期巡回+訪問看護を連携させて、できるだけ在宅で看取りができるよう工夫している(訪問系サービス)

亡くなる直前まで訪問医と連携しながら、自宅で過ごせるように取り組みました(グループホーム)

往診医師や訪問看護と連携して、本人の望みをかなえる(居宅介護支援事業所)

〈課題/問題点〉

医師との連携、医師と施設とのコミュニケーション(特養)

統一した介護ができていない(特養)

医療的管理の多い方が増え、さながら医療療養型のようになっており、今後、痰の吸引に続きさらなる医行為が介護職員におりてくる可能性を危惧している(特養)

今後、更に医療依存度の高い方を受け入れる必要性が高まると思われる中で、看護師・介護職員の不足が考えられる(特養)

今後の高齢者福祉業界を生き抜くには必要だと考えている(特養)

看護人材不足(特養)

看取り介護に入るタイミングがやや遅めの傾向があるため、体重減少などを指標に早期に家族に連絡する体制を確立したい(特養)

医師・看護師不足(老健)

看取りを始めてから看取るまでの期間に職員負担が強い(老健)

現在の看取り対応は中核病院の全面的な協力の上で成り立っていますが、著しい人口減少、医師不足、看護師不足により地域の医療機関も次々に閉院、当該中核病院についても経営難による統廃合が取りざたされており、当地域のような過疎地域では絶対的に医療資源が不足していると感じます(通所系サービス)

在宅での看取りにおける緩和ケア、清潔保持をどうするかなど(通所系サービス)

研修時間の確保(通所系サービス)定期巡回・随時対応型訪問介護看護サービスがあまり周知されていない(訪問系サービス)

連携が不自由分(居宅介護支援事業所)

自立支援/重度化予防につながるケアサービスの構築 6票(31.6%)

子供たちにプレゼントできるゲームなどを作る、書道などで応募して賞をとる(特養)

研修や会議の実施(特養)

飲水の目標値を設定し、月ごとに評価し、目標値に達していない方のフィードバックと対策を行っている(特養)

軽度者の介護サービスを提供しても利益の確保に繋がらないため、対応力強化に努めている(老健)

できることは自分で行う習慣を作る(老健)

運動機能の強化(通所系サービス)

現在所属するデイサービスでは「自分のできることは自分で」を1つのテーマにしています。例えば自分の食事は自分で盛りつけて運ぶ、午睡の布団は自分で敷くなどに加え、アクティビティーは集団での実施を極力控えめにし、個人ごとに事業所、自宅を問わず取り組めるような活動を準備するなどの工夫をしています。デイサービス内での過ごし方が充実すること以上にデイサービスを利用しない日が充実することが大切であることを利用者様、ご家族に啓発しています(通所系サービス)

認知症の方への自立支援は、個々に対応しできることを大切にしています(通所系サービス)

個別訓練計画の学び直し(通所系サービス)

〈課題/問題点〉

自立支援ができていない(特養)

超高齢社会における自立支援と重度化予防の定義がよくわからない。老齢化の先送りなのか、単に言葉が先に走り、重度化することがよくないように現場には届いている面もある(特養)

今後は、他施設とは差別化のできるサービスの構築を行わなければならない(特養)

在宅への復帰事例(特養)

目標に対するケアや対策が徹底されず、同じ人が何度も未達成に挙げられる。(特養)

リハビリ専門職の配置が重要で、言語聴覚士の配置があれば算定できる加算があるが、見つからない(老健)

リスクヘッジの取り方(老健)

老健なので、医師、リハビリが常駐しています。入所当初とくらべて重度化に至るケースが多く見られますが、何故重度化になったのかの評価・深掘りが不十分(老健)

利用者様とご家族の関係性が希薄になっており、どちらかというとご家族のレスパイトのためのサービス利用という事情が色濃く、在宅生活との連動制、継続性が持ちにくい事が課題だと感じる。また、そのような家族はご近所など地域住民からの支援が受けられず孤立しているのではないかとも感じている(通所系サービス)

要支援者(特に男性)がサービスを利用せず自宅に閉じこもり、重度化して初めてサービスを利用されるケースが増えている。社福法人としてアウトリーチしたくても個人情報保護などの観点から行政が情報開示していないなど別の課題もある(通所系サービス)

歩行能力はもちろんですが、フットケアや靴の選び方などを課題と感じている(通所系サービス)

自己流になりがちなこと(通所系サービス)

その他

人材確保について

新規加算・単位数

単価が上がるかどうか、社福や精神資格の配置基準が増えないかなど

国の在宅復帰推進と実際の在宅へのニーズとの乖離

Q:2024年度介護報酬改定について
  「聞きたいこと」「知りたいこと」

新しい通所+訪問サービスについて

食費、居住費の基準額

改定前・改定後の単位数等

処遇改善の一本化について、地域包括の深化において医師とケアマネの連携、デイと訪問介護の新サービス

介護報酬改定の概要、新規加算、改正の注意点等

どう介護報酬が上がるか期待している

BCPをつくっていない事業所がたくさんある

網羅的に教えてほしい

今後の展望

介護職員の処遇改善に関して

医療・障害との同時改定で介護に関する課題改善の方法など

介護報酬の毎年更新

報酬改定の時期が変わるという話もあるので、時期がずれる事で起こりうる事など

介護処遇加算の厚労省からの説明を読んだことがあるが、私の頭では全く理解できないし、スタッフへの給与に本当に反映しているのかということ

Q:「介護人財」および「介護人財 学びの窓」について
  ご意見やご要望などがございましたらご自由にお書きください

充実した内容をお願いしたい

介護に関する内容を増やしてほしい

介護事業所の経営悪化が進む中で、経営的な視点を取り入れて成功事例などを取り上げることもよいのでは。小規模な事業所でも参考になるようなものがいい

介護に対する考え方、基本の記事を載せてほしい

執筆を担当させていただいて以降、法人として定期購読している。様々な観点からの最新の知見を分かり易く知ることが出来る貴重な教材となっている

介護に係るトレンドが先見性をもって読み解かれており、これが知りたかったと感じていることに対してタイムリーに答えを出していただけているように思う

できれば必須研修の動画があると助かる

いつも活用している。生活援助の内容がもっと充実すると良い

わかりやすいし、使いやすい

介護福祉士のキャリアアップは一応示されているが、果たして十分に浸透しているのだろうか。キャリアアップして他業種と同じように給与額までいくにはどうしたらいいのだろうか?また別の観点で、介護の世界にどのようにしたら足を踏み入れてくれるのかの発信方法の検討