「認知症ケア」に関する
読者アンケート(N=22)
実施期間 2023/12/14-12/25
※回答は読みやすいように加工、編集しています。
【回答者内訳】

Q:ご勤務先では、認知症ケアに関する研修を行っていますか?

〈どのような研修を行っていますか?〉
●認知症の対応について(特養)
●認知症の方の気持ちについて(特養)
●認知症実践者研修(特養)
●基礎研修、実践者研修に参加(特養)
●ユマニチュード、カンフォータブルケア(特養)
●自立支援介護(特養)
●自立支援介護の実践研修。自立支援介護を実施することにより、BPSDが改善されて穏やかに過ごす事もできる(特養)
●認知症の種類、周辺症状やそのケアについて(老健)
●「高齢者の想いに寄り添うケアとは」というテーマで実施(老健)
●新人研修、中途採用研修で認知症ケアと困難事例について研修をしている(老健)
●認知症チーム(認知症リーダー研修修了者中心)でグループワークを実施(老健)
●2023年度は6月に全体研修を実施。高齢者の権利擁護の研修の中に組み入れました(老健)
●ユマニチュードをとりいれた認知症対応(通所系サービス)
●今はなし。認知症に対する理解は大手でも弱いと感じる(通所系サービス)
●バリデーションとパーソンセンタードケアについて(小規模多機能)
●認知症の行動への対応(小規模多機能)
●虐待防止、感染症対策(グループホーム)
●認知症基礎研修、内部で行う認知症研修(その他)
●認知症のある方への排泄ケア研修(その他)
Q:認知症のある利用者を支援する中で
「ヒヤッとした経験」があれば教えてください
〈異食・誤飲・窒息〉
●洗剤・薬剤等を飲みそうになる
●食べ物でないものが手の届くところに置いてあり、誤食しそうになった
●誤飲や異食場面
●食事時に窒息を発見。吸引に至る間に飲水にて吐き出す対応を急遽行った
●他人の食事を食べそうになる
●おむつやパッドをちぎって食べてしまい窒息してしまったという経験がある など
〈転倒・転落〉
●テーブルにつかまり立ちしている方が、注意散漫で急に動きはじめ膝折れするような場面
●お話をしている時に急に立ち上がられるときがあり、ヒヤリとしました
●椅子から立ち上がった時にふらつきがみられ、転倒しそうになった
●車椅子から突然立ち上がり移動されようとされる(ご自身では歩行不可能の方)
●危険認識が低下している人が1人で立ち上がり、歩行して転倒に繋がるケース
●自立歩行の認知症の高齢者が転倒しそうになったとき、他の利用者の車いすを押してしまった。押された利用者が手に怪我をしてしまい、職員の見守り不足という意味で施設側が対応しました(謝罪から病院受診費用まで)
●ベッドでの立ち上がり など
〈徘徊・離設〉
●徘徊中に転倒
●胃瘻のある方の部屋に入り物色する
●外へ出て突然にいなくなる
●行方不明事案 など
〈暴力・暴言〉
●被害妄想から、他利用者へ暴力をふるいそうになった
●他の利用者の容姿に対して失言 など
〈その他〉
●一人暮らしや身寄りがない認知症の人が消費者被害に遭った時
Q:認知症のある利用者を支援する中で
「対応に困ったケース」 があれば教えてください
〈行動・心理症状に関すること〉
●送迎で迎えに行ったら不在で近所の公園にいた。包括支援センターと見守りネットワークに登録した経緯有り
●食事を食べていないと夜中に起きてきて、夜勤者の巡回時間を狙って休憩室に入り込み食べ物をあさっていた
●帰宅願望が強く、不穏になってしまう利用者に対しては困ったが、自立支援介護を実践する事で軽減された
●他の入居者の部屋に入る
●収集癖がある
●介護者に対しての暴力行為
●暴言、暴行、セクハラ
●危険認識がない
●異食・ろうべん
●夜間の徘徊や放尿
●介護拒否
●不眠 など
〈薬に関すること〉
●泌尿器科で神経因性膀胱であるが薬剤が効果はない、認知症による頻回な尿意や易怒的な方への対応。当施設では向精神薬による対応があまり推奨されないのでケアによる対応の限界を感じることもある
●内服薬の調整が難しいこと。内服薬を服用すれば効果が期待できる一方、ふらつきや嚥下機能低下の負の面が見られる
●フロセミドによる頻尿 など
〈意思疎通に関すること〉
●強いせん妄状態で話が通じない
●お願いした事が理解されていない時 など
〈その他〉
●家族が本人の状態を認めない。認めたくない気持ちが強く、行動障害を職員による虐待と結びつける
●認知症が疑われても、専門医の受診につながらないケース
●一人暮らしや身寄りがないために入院・施設入所の調整がスムーズに出来なかったケース
など
Q:「認知症のある利用者への不適切なケア」として
思い浮かぶことがあれば教えてください。
●身体拘束、子供扱い、スピーチロック
●『ダメじゃない』の一言に尽きる
●スピーチロックや抑制等が多い
●「だめ」とか、「ちょっと待ってて」など、スピーチロックが非常に多いと感じる
●スピーチロック(◯◯さん、座っといて)
●声掛けの仕方、本人の自立支援にならない職員主導のケアなど
●何も出来ない人とレッテルを貼る
●二つ返事で話を聞かない
●何度もトイレに行く方に「さっきも行きましたよ」などと話す。言い換えマニュアルを作成した
●何度も聞く、尋ねる、叫ぶ、訴えに対応できない
●聞くふりをして聞かない、怒る
●感情に任せて怒っている場面
●言葉使い
●介護者都合で行う業務、職員の暴言
●声が聞こえづらく、聞き返しても会話にならない時に「そうなんですね」と適当に返してしまう時
●何回も同じことを言っている方に「何回も聞いた」など傾聴が足りない
●入浴拒否させる方への入浴支援での関わり
●ネグレクト など
Q:認知症ケアのおすすめ教材/研修ツール
●スピーチロック(不適ケア)の取り組みにリフレーミングやマインドフルネスを取り入れた研修を実施中(講師として)
●認知症の事典、認知症の人が見ている世界、YouTube・認知症専門チャンネル(岡本一馬)
●地域住民の方々には、「マンガで分かる認知症の人が見ている世界」(川畑智著 文響社)、「認知症の人の困りごと解決ブック」(稲田秀樹著 中央法規)を勧めている
●「認知症の人の心に届く、声のかけ方接し方」高口光子
●パーソンセンタードケア
●ユマニチュードに関するもの
●介護人財本誌とWEBの研修動画(学びの窓)
●自立支援介護(基本ケア)を実践する事で、症状が軽減される事もあるので、まずはアセスメントから行い、実践する事だと思う など
Q:認知症ケアに関する新しい動画教材への希望
●各種認知症の違い、スペクト検査、認知症治療薬や精神薬のバランスシートに対する理解が、介護職全般的に皆無なので、普及させないといけない
●急変対応等、新人職員の不安を取り除ける研修を期待する
●ユマニチュード
●性器かまいやお触り事案について
●精神疾患持ちの方の対応
●暴力への対応
●認知症改善薬
●内服のタイミング、副作用など
●パッシングケアについて
●認知症ケアマッピングについて
●外国人も視聴できる動画
●辞めたい時のセルフケア、モチベーションの上げ方
●来年度、当院では認知症が疑われるものの受診に繋がらない人への支援と、一人暮らしや身寄りがない認知症の人への支援について検討を始めることにしている。全国各地での同じような取り組みの事例があれば、動画などでご紹介いただければ助かる
Q:「介護人財」および「学びの窓」について、
ご意見やご要望などがございましたらご自由にお書きください
●介護の倫理についての研修の際に学びの窓から資料を参考にした。処遇改善加算の資質向上の為の研修の教材に使用している
●マネージャーやリーダーの育成
●食事介助など、生活支援の内容の充実
●「学びの窓」は気軽に見られて良い
●介護職としてのスキルアップのあり方を企画して欲しい(給与アップは置いといて)
●色々な研修や取り組みについて、大変参考になる
●今後にも更に期待したい
●いつも参考にさせていただいている
●今後も参考にさせていただく
●いつも助かっている
●これからも新しい研修の形を期待している など
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