「看取りの体制づくりとスタッフ教育」に関する
読者アンケート(N=20)
実施期間 2024/6/19-7/1
※回答は読みやすいように加工、編集しています。
【回答者内訳】

Q:仕事として看取りに関わったことはありますか?

〈看取りの満足度を高めるためにしたこと、していること〉
●家族の話を聴く。
●家族を巻き込み看取りを行う。
●看取り前から本人の想い、家族の想いを確認。看取りに入ってからも都度家族の想いを聞きながら対応を進めるようにしている。
●本人と家族との面会時間に制限を設けず、泊まりも可としている。
●家族と過ごす時間を持つ。
●家族に聞いて、その人が好きだった音楽を流したり、写真等を部屋に飾ったりして、できるだけ関わりを持つようにした。
●看取り期間は、ご家族の面会時間の制限を緩和しゆっくり時間を過ごしていただくように配慮している。
●面会時にはご家族に日々の様子や本人のエピソードをお話しし、残りの時間を少しでもご家族が気持ちを穏やかに、ともにお過ごしいただけるようにと考えている。
●本人家族への入所時の看取りに対する要望の聞き取り。
●事前の情報収集、こまめな情報の共有、ケア。
●してあげようと思ったケアは日を伸ばさず、可能な限りその日に行う。
●歯科衛生士による口腔内の清潔の保持やアロマの使用と、ご家族向けの看取りのパンフレットを作成し説明を行っている。
●マンション型の一般居室での看取り。
●デスカンファレンス。
●終末期ケア専門士を取得し、定期的に受講している。
●研修。
●職員による振り返りアンケートの実施。
●亡くなられてからの訪問。
〈看取りを進める上で苦労したこと、苦労していること〉
●ご本人が本当に求める最後の過ごし方を過ごせていたのか、毎回考えてしまう。
●亡くなる前に、本人や家族から、どんな最後の時間を持ちたいかという希望を聞くとき、聞き方に迷う。
●適切な声掛けのタイミング。
●利用者の容態悪化に際して適時に看取りケアを開始できるようなの契約のタイミング。
●医療機関から入所したが、既に看取り期に近く、入所直後でご家族と施設との信頼関係が出来上がる前にご家族へ看取りの話をしなくてはならないときがある。
●食事や水分がとれなくなってきた際の職員の思いと、利用者の体調の差異を埋めること(職員はなんとかして飲んでもらおうと頑張ってしまうので…)。
●当初は職員理解が進まず、なかなか看取り介護を始めることができなかった。現在は看取り介護を実施しているが、ほとんどが本人ではなく、家族の意思で看取りを実施している状態でACPが進んでいない。
●家族間でキーパンソンとその兄弟の関係がよくなく、看取りに関しても意見の相違がある。
●考えの相違。
●スタッフの価値観の違い。
●職員全体への周知と理解。
●医師の協力。
●医師の理解によって、大きく変わってしまう。
●看取りケアに入るまでの家族や病院との調整など。
●個室が用意できない、急変した時に家族と連絡がつかない。
●看取りの移行時期の判断について嘱託医の基準がわからない。
●職員のメンタルケア。
●その人だけをみているわけではないので、関わる時間がなかなか取れない時がある。
●看取りでは関わり方が良かったのか、良くなかったのかなど自己評価が分かりづらくて、感覚的、感情的要素に傾いてしまう傾向がある。
Q:現状として、看取りに関する取り組みが十分にできていると思いますか?

〈「思う」と答えた理由〉
●十分にできていると思っているが、ケースによっては課題があることもある。(特養/施設長・管理者)
●看取り後にご遺族の話を伺うようにしている。これまで特にトラブルはない。(特養/副施設長)
●方針や教育がしっかりしているから。(特養/主任・リーダー)
●利用者様の眠っているような穏やか顔。家族から感謝の言葉。スタッフ達との看取りの振り返りを繰り返すことで、皆のスキルがあがり、回を重ねるごとによくなる。(小規模多機能/施設長・管理者)
〈「思わない」と答えた理由〉
●統一されていない。(特養/介護職)
●看取りの後のカンファレンスは行っているが、その後のご家族へのフォローが不十分である。(老健/施設長・管理者)
●職種により、ケアの関わり方に差がある。(老健/主任・リーダー)
●十分にできていると言われたとしても、そう思うことはできないと思う。十分にできたと思ってしまったらそこで終わりのような気がする。(グループホーム/施設長・管理者)
●人手不足や職員の高齢化、事業運営の厳しさで時間と経費の捻出が困難。(通所系サービス/施設長・管理者)
〈「どちらでもない」と答えた理由〉
●看取り体制はできているが、看取り介護の開始のタイミングが遅すぎる傾向がある。以前は早すぎて回復して解除という事もあったが、今は始めたら翌日永眠ということもあり、もう少しタイミングよく始められたらと思う。(特養/施設長・管理者)
●適切な看取りケア開始時のタイミングに迷うことがある。(特養/施設長・管理者)
●かかわりなどについて、もっとできることがあると思う。(チームでの意見交換)(特養/施設長・管理者)
●ご家族が満足されていれば十分なのか、何をもって十分と判断するのか。基本的にはご家族は感謝される。(特養/ケアマネ・相談員)
●やりきったと思うことがなく、まだ何かできたのでは?と思う。(老健/ケアマネ・相談員)
●取り組みと呼べるフォーマットがないため。(老健/リハビリ)
●今の勤務先しか知らないのでわかりませんが十分意識しているとは思う。(老健/介護職)
●できる範囲で実施しているつもりだが、できる範囲の拡大にまで至っていない。(有料老人ホーム/部長)
●現状行えることは行っているが、十分かと言われるとそうではない。(グループホーム/施設長・管理者)
●現在の職場では看取りがないため。(通所系サービス/看護職)
●現在の職場では直接看取ることがないため。(通所系サービス/看護職)
Q:過去1年の間に「看取りに関する研修」を実施しましたか?

〈実施した施設の研修の実施方法と内容〉

〈研修の対象・講師・内容など〉
【集合研修】
●講師は看護師および医師が担当。(特養)
●「看取りとは」から始まり、対応方法や今までの事例を含めた教育を実施。講師はリーダークラスが務めた。(特養)
●施設内勉強会を実施。(特養)
●職員が講師となり、施設内勉強会の開催。看取り後の振り返りを行っている。(特養)
●看取りの経過について。(特養)
●ACP、施設での看取りケア、施設で関わった事例を中心に研修を実施。施設職員対象。講師は、看取りケア委員会中心に実施。(老健)
●「看取りとは」「看取り期の変化」について。全職員対象。(グループホーム)
●看取り期の流れや身体の変化など、全職員対象に実施。(グループホーム)
●自社委員会メンバーが講師を担当。(有料老人ホーム)
●同じ病院の研修担当者が講師となり、一般的な看取りやエンバーミングについて学んだ。(通所系サービス)
●人間の亡くなる過程の身体変化を、介護士及び家族に理解させ、受け入れ準備を整えて望むと怖くない。覚悟ができて達成感がある。(小規模多機能)
【WEB研修(録画)】
●e-ラーニングにて実施。(特養)
●口腔ケア、排泄技術などの介護技術研修。(通所系サービス)
【書面研修】
●看取りに対しての心構え。(特養)
【その他】
●ご利用者に対して個別指導を実施。(老健)
Q:介護現場での看取りに関連して、知りたい、聞いてみたいこと

Q:「看取りの体制づくりとスタッフ教育」に関する取り組みで
参考にしている資料、文献、教材、ホームページなど
●日総研の本
●介護人財
●平成22年に、看取りとしての看護の在り方~一般病棟における終末期ケアの構築~というテーマで博士論文を書いた。村田理論なども参考になるかもしれない。
●導入期には様々な資料を参考にしたが、開始して15年以上経過をしているため現在は特に参考にしている文献はなし。
●介護人財や関連書籍
●同業の友人に話を聞く。
●終末期ケア専門士のテキスト
●終末期ケア専門士の講義、全国高齢者施設看護師会の研修
●書籍「はじめてでも怖くない自然死の看取りケア」
Q:「介護人財」および「学びの窓」について、ご意見や
ご要望などがございましたらご自由にお書きください
●いつも楽しみにしている。参考になる書籍や映画などを紹介してくれるとよいと思う。
●いつも参考にさせてもらっている。
●基本的なケアの方法の動画など、新人職員が参考にできるような動画があると嬉しいです。
●デイサービスにおける看護師の役割について知りたい。
●いつも参考にさせていただいいる。ありがとうございます。
●いつも、現場目線で記事を取り上げていただいていると思う。
●いつも、色々参考にさせてもらっている。
●とても重要なことだと思うので、今後も介護職への興味関心がもてる人の増加を望む。
●介護職員の教育(ラダー教育)の現状と課題を知りたい。
●大変役立っている。
●現場目線での教育。
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