第6回 男性向けのレクリエーション (2/4)

男性利用者にもレクリエーションに参加していただくために

まずは動機付けから

 男女問わず,利用者をレクリエーションに誘う際は,動機付けが大事です。私がよく行っているのですが,次のようにアナウンスしてみるのはいかがでしょうか?

 「実は肺炎って,高齢者の死因上位を占めています。怖いですよね。皆さんもお茶が気管に入って目を白黒させたことはありませんか? 喉を鍛えるのにとてもよい方法があります。それは『歌う』ことです。『ちーちーぱっぱ』だなんて馬鹿にしちゃいけません。おなかの底から声を出してください。肺活量も鍛えられますし,誤嚥予防にもなるんですよ。それでは,皆さんで『ふるさと』を歌いましょう!」

 唱歌は,子どもの頃から慣れ親しんできた歌で,男性にも女性にも人気です。また,長く息を伸ばす曲が多く,肺活量も鍛えられます。

利用者の名前をたくさん呼ぶ

 「Aさんがいないと始まりませんよー。今日は歴史クイズを行いますから,Aさん,解説をお願いしますね~」など,職員間でその利用者の得意なことや好きな話を共有し,モチベーションが高まる“言葉がけ”をすることはとても大切です。何度も名前を呼ばれると,人は「自分は頼りにされている」「役割がある」と自分を肯定的にとらえることができると言われています。何度も何度も名前を呼んでいるうちに,レクリエーションが楽しみになってくる男性利用者も多いですよ。