今回紹介する口腔機能を使ったゲームは,「⑪吹いてゴルフ」です。 口腔機能を使ったレクリエーションゲームには,「息を吐く(大声で音読をしたり,歌ったりすることも含まれる)」「息を吸う(ストローで紙を吸って移動するなど)」「息を吹く(ストローでピンポン玉を吹くなど)」などの動きのほか,「表情を作る(顔のジャンケンなど)」なども取り入れると楽しいでしょう。
高齢になると口腔機能が落ちてくると言われますが,特に認知症のある人は誤嚥性肺炎になりやすいので口腔機能体操やレクリエーションゲームは有効です。
動機づけとして「皆さん,お茶を飲んだ時,変なところへ入ってしまって目を白黒させたことがありませんか? 苦しいですよね」などと問いかけると,実体験をしている方が多いので,頷いて聞いているのがよく分かります。「歌を歌うことは,お金がかからず手軽にできる一番いい口腔機能体操になるんですよ。さあ,おなかの底から声を出してくださいね」などと伝えることにより,いつもの倍の声で歌ってくださることがあります。
また,ストローを使って息を吹くゲームを行う際,特に片麻痺のある人などでは,流延(よだれが出ること)に気を付けてください。麻痺がないのに流延がある場合,きちんと口を閉じることができていないのかもしれません。機能が落ちてきている証拠ですね。口を閉じることができているか観察するようにしましょう。
* * *
今回紹介する日常生活動作を意識した身体機能の維持向上レクリエーションゲームですが,さまざまなバリエーションが考えられそうです。楽しんで身体や頭を動かしたり,関係づくりの支援をしたりできるよう,担当の皆さん,頑張ってくださいね。