皆さん,こんにちは,お元気ですか?

 以前,私が老健施設で働いていた時のことです。介護職員から「Aさん(重度の認知症の方),カラオケに参加しても楽しそうじゃないし,歌えないのでつまらないんじゃないでしょうか」といった相談を受けました。私はその言葉を聞いて,カラオケレクの時のAさんの様子を見に行きました。確かに,他の人が歌っているばかりでAさんは歌っていませんし,表情も楽しそうではありませんでした。既に寝たきりに近い状態のAさんは上下肢の拘縮が始まり,口を半開きにして天井を見ています。「カラオケはやっぱり苦痛なのかな」とそう思った瞬間,私はAさんの指に目が釘付けになりました。トントントン…と指で拍子を取っていたのです。上下肢が動かないAさんは残された機能である「指を動かす」ことで音楽を楽しんでいたのです。

 この時,私は「思い込みで『この人はレクを楽しんでいない』と決めつけるのは怖いことだ」と思いました。人生歴や日々の観察から「その人のやりたいこと」を見つけ出していくことは,表現ができなくなってしまった中重度の認知症の人とかかわる時こそ大事なのではないかと思い知らされた日でした。

 ということで,第2回のテーマは「中重度認知症」です。紹介するレクリエーションゲームは,次の通りです。

第2回で紹介するレクリエーションプログラム

※クリックするとレクリエーションの紹介ページに移動します。

①名前を呼んでボール投げ,輪っか投げ

②無人島上陸ゲーム

③新聞紙棒(ラップ芯)遊び

④ラップ芯でどどんがどん

⑤お手玉乗せ

⑥うちわでパタパタ缶転がし

⑦まきまき海のヨットレース

⑧歌の思い出しゲーム

⑨サイコロでスロット

⑩ことわざお手玉入れ

⑪サッカーゲート